セフレエリートとセフレ落ちこぼれの残酷な捕食関係

セフレという人間関係においては「好きになった方が負け」という鉄則があります。

「肉体関係のみで人間関係を成立させ、即物的でドライな、感情を排除したセックスを楽しみつづける」ということ、つまり純粋な性欲処理こそがセフレ関係の醍醐味であり、本質であります。

ですから、「純粋な性欲処理」でしかなかったセックスに「恋愛感情」が持ち込まれたとき、その「恋愛感情を抱いた側の人間」はセフレエリートから落ちこぼれセフレに身を落とすことになります。

セフレエリートにとって、「恋愛感情」が芽生えてしまったセフレ落ちこぼれというのは「タダでセックスができる格好の餌食」でしかありません。

あるいは、セフレエリートから「セフレにするには不純すぎる」と判断されてしまい、「恋愛感情」を満たすこともできず、しかも、「セックス」からも遠ざけられてしまう、という「すべてを失う結果」になることが多いのも、セフレ落ちこぼれの怖いところです。

恋愛感情を持ったセフレの落ちこぼれは性的搾取の対象

「セフレ」という価値基準が支配する人間関係において、セフレ落ちこぼれに待ち受けているのは「損益」と「喪失」だけです。

前者のような「格好の餌食」であった場合、ただただ「都合がいい対象」として性的に搾取される状況が続くだけでありながら、「恋愛感情」などという不純なものがあるために、「自分をセフレとして扱ってくる存在」からどうしても離れることができません。

「格好の餌食」になったセフレ落ちこぼれは、「恋愛感情」というものから身を引き剥がし、相手を完全に諦めることができなければ、いつまでも性的搾取される存在でいつづけることになります。

セフレエリートは、このあたりの勘所をよく理解しておりますので、相手が「恋愛感情」に毒されているな、と気づいた場合、その相手の「恋愛感情」を利用して、可能な限り長くセフレ関係を継続させ、一回でも多いセックスをして、相手の「恋愛感情」が擦り切れて摩耗して消滅するまではとにかくハメつづけ、くるべきときがきたら簡単にヤリ捨てることだけを考えます。

セフレのエリートはロボット並に冷酷でなければならない

「恋愛感情」を持っているセフレ落ちこぼれは、その「恋愛感情」というものが色眼鏡となってしまい、このセフレエリートの「残酷さ」や「心のなさ」を見抜くことができません。あるいは、見抜いたとしても、「恋愛感情」が邪魔して、「いや、あるいは、もしかして……」と相手に期待するという愚かな考えを抱いてしまいます。

セフレエリートの特徴は、とにかく「気持ち」というものが欠けていて、「性欲処理」への強い意志があるということです。そんな相手に「恋愛感情」などというヤワなものを持って立ち向かっても、絶対に勝ち目はありません。

そのうえ、これは男性のセフレエリートに顕著な特徴なのですが、セフレエリートは「相手を支配している状態」に性的興奮を覚えるという「関係性の快楽、権力の快楽」という性癖を同時に持ち合わせていることがあります。

恋愛感情の持ち主ほど扱いやすいセフレの対象はいない

「気持ち」がなく「性欲処理」の意志だけがあり「権力者である快楽」に耽溺するタイプのセフレエリートにとって、「恋愛感情」というものをちょっとだけ刺激すれば自分のコントロールの支配下におけるセフレ落ちこぼれというのは「ごちそう」以外の何物でもありません。

セフレエリートとセフレ落ちこぼれの関係は、完全な捕食-被食の関係にあり、その立場は平等ではありません。セフレという場において「恋愛感情」を持つということは、「どうぞ自分を好きなだけ食べてください」とその場でひっくりかえってお腹を見せるような行為なのです。

しかし、そうとわかっていても、「恋愛感情」を抱いている相手から少しでも優しくされたり、まるで恋人であるかのように扱われでもしたら、セフレ落ちこぼれはひとたまりもありません。警戒心はすっかりなくなり、みずから不幸のセックス泥沼のなかに突き進んでいくことになります。

セフレ掲示板は恋愛感情を持っている相手を狩る場所

セフレエリートとしては、セフレ落ちこぼれは多ければ多いほどいい、ということになります。なぜなら、セフレ落ちこぼれが見つからない場合は、セフレエリート同士の「セフレというのは肉体関係のみで形成される人間関係である」という共通認識のもと築かれる共通の立場での対等なセックスしか楽しめなくなるからです。

セフレエリートは、セフレエリート同士のセックスを通した同レベルの対話ももちろん楽しむことができるのですし、むしろ、それだけをのぞんでいるセフレエリートもいます。

ですが、これがセフレエリートのワガママさといったところか、そのワガママがあるからこそセフレエリートになれるのか、セフレエリートは、自分より立場が下の相手を思う存分捕食するという快楽の味がどうしても忘れられない「美食家」なのです。

セフレ掲示板を言われる場所は、「恋愛感情」をすぐに抱いて相手に依存してしまうような恋愛気質の相手を探すセフレエリートの巣窟です。セフレエリートにとって、セフレ掲示板というのは、セフレ落ちこぼれを存分に味わうための狩りの場でしかありません。

セフレ掲示板において恋愛感情は避けるべき鬼門である

もちろん、セフレエリートがつねに「気持ち」から自由であるわけではありません。「セックスしているうちに相手のことを好きになってしまった」ということは、熟練のセフレエリートであっても避けられないイレギュラーであって、その思わぬ「恋愛感情」の発生によって、セフレエリートがセフレ落ちこぼれに転落していくという例は枚挙に暇がありません。

セフレエリート同士の関係であった場合、相手のセフレエリートに「恋愛感情」を抱いた場合は「セフレの資格なし」として「恋愛感情」を抱えたまま「セックス」を禁じられて荒野に投げ出される末路が待っています。

セフレエリートがセフレ落ちこぼれの捕食中にふとした気の迷いから相手に「恋愛感情」を抱いてしまった場合、セフレ落ちこぼれと「恋人」になるということもあるかもしれません。

その場合、かつてセフレ落ちこぼれであった人間から、自分が相手にした性的コントロールや、「モノ」として扱われるというような仕打ちをされたうえで関係を解消されるという手厳しい復讐があることを多少は覚悟したほうがいいかもしれません。

なんにせよ、セフレ掲示板において「恋愛感情」というのはタブーであり、危険な扉が開かれる鬼門であることは間違いありません。